TOEICのPart5はリーディングセクションの最初のパート。
600点を目指すなら、Part5で出来るだけ落とさずに得点しておきたいところです。
この記事では、TOEICを2000時間以上勉強した私が、
- よく出る問題のパターン&時間配分
- 解き方のコツ&効率的な勉強法
- 効率的な勉強法&おすすめ教材
を、初中級者向けにやさしく解説していきます!
TOEICで600点を目指している方の参考になれば幸いです!ぜひ最後まで読んでみてください!
TOEIC Part5ってどんなパート?
TOEIC Part5は、短文の穴埋め問題、いわゆる文法問題が出題されるパートです。

一見簡単そうに見えますが、英文法や語彙の知識がしっかり問われるのがPart5。
しかし、出題されるパターンをおさえれば、安定してスコアを取れる得点源になるパートでもあります!

ちゃんと勉強すれば伸びやすいパート!
問題数と形式
問題数は全部で30問。短文の中に空欄があり、そこに当てはまる語句を4つの選択肢から選ぶ形式です。
TOEICは計200問なので、Part5は全体の約15%を占めています。



単純計算で、文法だけで150点分くらいあるよ…!
TOEICは「正解数=スコア」ではありませんが、Part 5を落とさず解けるようになると、600点台にぐっと近づきます。
600点を狙うなら、Part 5で20問以上の正解を目標にしましょう!
Part5の時間配分のコツ
Part5では、30問を10分以内で解き終えるのが理想。つまり1問あたり20秒が目安です。
パート | 問題数 | 理想の時間配分 |
---|---|---|
Part5 | 30問 | 約10分 |
Part6 | 16問 | 約10分 |
Part7 | 54問 | 約50分 |
見直し時間 | ー | 約5分 |
600点を目指すコツとして、「Part5とPart6に時間をかけすぎないこと」が大切です。
迷いすぎると後半のPart7に影響するので、できるだけテンポ良く進めましょう!



初受験の私、Part5に20分以上使っていました。笑
時間が足りなくなる人の特徴
Part5で時間が足りなくなる人の特徴は以下のとおりです。
- 文をすべて読もうとしてしまう。
- 品詞などの知識があやふや。
- 迷って見直しに時間をかけすぎる。
対策としては、「解答の型」を身につけておくと◎!詳しくは解き方のコツで説明します。
Part5でよく出る問題パターンをおさえよう
TOEICのPart5でよく出る問題パターンを3つご紹介します!


①品詞問題
【例題】IIBC「TOEIC® Listening & Reading Test サンプル問題」
Gyeon Corporation’s continuing education policy states that ——- learning new skills enhances creativity and focus.
(A) regular
(B) regularity
(C) regulate
(D) regularly
一番よく出るのがこの品詞問題タイプ。名詞・形容詞・副詞・動詞などの区別を問う問題です。
品詞のルールさえ理解していれば、空欄前後の単語を見るだけで回答できるようになります。



慣れたら得点しやすい問題!
毎回8問くらい出題されるので、参考書を使って必ず解き方を覚えましょう!
※正解:(D)regularly
②語彙問題
【例題】IIBC「TOEIC® Listening & Reading Test サンプル問題」
All clothing sold in Develyn’s Boutique is made from natural materials and contains no ——- dyes.
(A) immediate
(B) synthetic
(C) reasonable
(D) assumed
次によく出題されるのがこちらの語彙問題タイプ。空欄に適切な単語を入れる知識を問う問題です。
シンプルに単語力が求められるため、知らない単語だといくら考えても解くことはできません。



分からなければすぐ次に進むのも大事!
語彙問題も必ず出題されるので、単語帳で知っている語彙をコツコツ増やしていきましょう!
※正解:(B)synthetic
③文法問題
【例題】IIBC「TOEIC® Listening & Reading Test サンプル問題」
Among ——- recognized at the company awards ceremony were senior business analyst Natalie Obi and sales associate Peter Comeau.
(A) who
(B) whose
(C) they
(D) those
そして、3つ目が文法問題タイプ。英文の構造や意味から、規則に沿った正しい表現を選ぶ問題です。
時制、関係代名詞、仮定法、受動態など、さまざまな文法規則に関する問題が出題されます。



私はこれがめっちゃ苦手でした!難しい!
しかし、品詞問題と同じく空欄前後の単語を見るだけで回答できる問題も多いので、しっかりとルールを覚えて得点源にしましょう!
※正解:(D)those
Part5の解き方のコツ(600点レベル向け)
次にTOEICPart5の解き方のコツをお伝えします!


コツ①選択肢を最初に確認、文を全部読まない
問題を解くとき、最初に選択肢を確認します。
問題によっては空欄前後の単語だけで正解を選べることも多いので、選択肢を確認する癖をつけましょう。



“いかに短い時間で解けるか”が大事!
TOEICのスコアが高い上級者ほど、文章を読まずに解答している人が多いです!
コツ②消去法を使いこなす
選択肢を確認したら文章と照らし合わせて、まずは消去法で選択肢を減らしていきます。
明らかに違う品詞や時制を削るだけでも、正解率がぐっと上がります。



2択くらいに絞れる問題がほとんど!
「選択肢を見る→合わないものから切る」を意識してみてください!
コツ③分からない問題はいさぎよく諦める!
Part5の問題の中には、800点超えの人でも分からない難問まで含まれています。
20秒考えて分からなかった問題は、いさぎよく諦めて次に進むことが非常に大切です。



完璧を求めなくても、他で得点すれば大丈夫!
特にPart5の後半に進むにつれて難しい問題が増えるので、悩みすぎないようにしてくださいね!
Part5の効果的な勉強法
次に、TOEIC初心者に向けたPart5の効率的な勉強法をご紹介します!


勉強法①出題パターンに慣れる
自分の好きな参考書でOKなので、まずは何問か解いて「どんな問題が出るか」に慣れましょう。
問題をいくつか解いていると、(これに似た問題、前にも解いたな・・・)と、なるはずです。



問題タイプは8種類くらいしかないよ!
出題パターンに合わせた解き方を覚えるだけでも、Part5の正答率はぐっと上がります!
勉強法②文法の基礎をざっくり復習
TOEIC初心者の方は、まず文法の基礎をざっくり復習してみてください。
中学〜高校レベルの英文法のうち、特によく出る単元(品詞・時制・関係詞など)を復習しましょう。



600点は基礎を固めるだけで十分届きます!
全部完璧じゃなくてOK。「見たことある」だけでも、今後の学習効率が大きく変わります!
Part5対策のおすすめ教材&アプリ
私が実際に使って効果があると感じた、Part5対策のおすすめ教材&アプリをご紹介します!
おすすめ教材①文法書『でる1000問』


おすすめの教材1つ目は、『TOEIC L&R TEST 文法問題でる1000問』という文法書です。
TOEIC形式の文法問題をタイプ別に1049問収録しており、文法はこれ1 冊で網羅できます。



60万部売れている最強の文法書!
ただ『でる1000問』は、英語初心者には少し難しすぎるという点が惜しいところ。
現状が500点未満の方には、次に紹介する『はじめの400問』がおすすめです。
✅『でる1000問』について詳しく知りたい方はコチラから↓


おすすめ教材②文法書『はじめの400問』


おすすめの教材2つ目は、『TOEIC L&Rテスト 文法問題はじめの400問』という文法書です。
文法の基礎から丁寧に解説されいて、TOEIC200点~500点の初心者を対象に作られています。



初心者は『でる1000問』よりこっちがおすすめ!
中学レベルの英文法に自信がない人は、『はじめの400問』からスタートすると安心です!
✅『はじめの400問』について詳しく知りたい方はコチラから↓


おすすめ教材③スマホアプリ『スタディサプリENGLISH』


おすすめの教材3つ目は、『スタディサプリENGLISH』というスマホアプリです。
TOEIC対策の講義動画が580本以上用意されており、TOEIC初心者でも基礎から学ぶことができます。



独学が不安な人におすすめのアプリ!
また、スマホで手軽に勉強できるので、通勤・通学のスキマ時間を活用したい方はチェックしてみてください!
1週間無料でお試しできます↓
スタディサプリENGLISH【TOEICテスト対策】

✅おすすめのTOEIC対策アプリについて詳しく知りたい方はコチラから↓


よくある質問Q&A
- Part5が苦手だけど、どんな勉強から始めればいい?
-
まずは「文法の基礎固め」から始めましょう。
Part 5では、品詞・時制・助動詞・前置詞・関係詞などの基礎文法が繰り返し問われます。
いきなり問題演習に入るよりも、短期間で文法の土台を作ることで、正答率がぐっと上がります。
ふみ(Fumi)中学レベルの基礎文法が大切!
- 時間が足りなくてPart 5の途中で焦っちゃう…何か対策ある?
-
問題演習で時間を測って「スピード感」を意識する練習がオススメ。
Part 5は「1問20秒以内」が理想ですが、最初はそんな風に解けない人がほとんどです。
普段から時間を測って演習をしておくと、本番も落ち着いて解くことができるようになります。
ふみ(Fumi)本番では分からない問題を捨てるのも1つ!
まとめ|Part5はパターン学習で攻略できる!


Part 5では文法や語彙の知識が問われますが、「解答の型」を身に着けておけば得点しやすいパートです。
- よく出る問題パターンをおさえる。
- 問題形式に慣れて、解き方を覚える。
- 時間配分を意識して、分からない問題は捨てる。
私も文法問題は大の苦手でしたが、問題パターンに慣れていくうちに少しずつ解けるようになりました。



基礎固めと問題パターンへの慣れだけです!
TOEIC600点を目指す方は、まずはPart 5を得点源にしてTOEIC全体の土台を作りましょう!