TOEICは全部で7つのパートに分かれており、それぞれ出題形式や求められる力が異なります。
「全体的に勉強しているつもりだけど、スコアが伸びない…」
という人は、各パートの特徴に合った対策ができていない可能性があります。
この記事では、TOEICを2000時間以上勉強し、独学で875点を取得した私が、
- 7つのパート別の初心者がとるべき“正しい対策法”
- 自分が本当に苦手なパートを見つける方法
を、TOEIC600点を目指す方に向けて簡単にご紹介していきます。
Part1から順番に目を通して、気になるパートがあれば詳しい対策法の記事へ進んでみてください!
リスニングセクション(Part1~4)の対策
まずは、リスニングセクション(Part1~Part4)の対策をご紹介します!


初心者でも点数が伸びやすいのはリスニング!
Part1|写真描写問題の対策
Part1は全6問で、写真を見て、最も適切な英文を選ぶ「写真描写問題」。
対策のポイントは、「人物の動作や、位置関係を表す表現を覚える」ことです!
- 人物が「何をしているか」に注目する
- 現在進行形の表現を聞き逃さない
- “in front of” “next to” などの位置関係表現を押さえる
テストの一番最初で緊張しがちなパートですが、落ち着いて聞けば解ける基本的な問題が多いです。



たまに難問が混ざってるけどスルー!ペースを崩されないように!
Part1が苦手な人は、“Part1に頻出の表現”を押さえておくだけでも苦手意識は無くなるはずです!
Part1の詳しい対策法はこちら↓
※2025/7月現在、全力で執筆中です!(近日中に書きます)
Part2|応答問題の対策
Part2は全25問で、1つの英文に対して最も自然な応答を選ぶ形式の「応答問題」。
対策のポイントは、「文頭の疑問詞を集中して聞き取る」ことです!
- 疑問詞(What / When / Where など)を聞き取る
- Yes/No だけでは解けない応答パターンを押さえる
- 選択肢のイントネーションや省略表現に注意する
音声が短く聞き逃しやすいため、初心者がつまずきやすい難関パートです。



リスニングで一番集中力が必要なパート!
Part2が苦手な人は、“文頭の疑問詞を聞き逃さない練習”をしておくと点数が安定してきますよ!
また、TOEIC特有の癖があるパートなので、正答率を上げるちょっとしたコツも覚えておきましょう。
Part2の詳しい対策法はこちら↓
※2025/7月現在、全力で執筆中です!(早く書きたい)
Part3|会話問題の対策
Part3は全39問で、2〜3人の会話を聞いて、設問に答える形式の「会話問題」。
対策のポイントは、「音声を聞く前に設問を先読みする」ことです!
- 設問を先に読み、キーワードをチェックする。
- 話の流れ(目的・問題・提案)を意識して聞く。
- 「選択肢の言い換え表現」に慣れておく。
常に先読みをしていくのがPart3。設問に加えて選択肢まで先読みができれば格段にスコアアップします。



テスト中はめっちゃ忙しい。笑
Part3が苦手な人は、“設問を先読みするクセ”を身に付けましょう。慣れれば必ず得点源になりますよ!
Part3の詳しい対策法はこちら↓
※2025/7月現在、全力で執筆中です!(もうすぐ出します)
Part4|説明文問題の対策
Part4は全30問で、アナウンスや案内など、1人の話者による説明文を聞いて答える「説明文問題」。
形式はPart3とほぼ同じなので、対策のポイントは、「音声を聞く前に設問を先読みする」ことです!
- 設問を先読みして、キーワードを確認する。
- 話者の立場(社員、客など)を意識する。
- 数字・日付・場所などの詳細情報に注目する。
問題の注目ポイントは少し変わりますが、Part3と同じく先読み力を身に付ければOK!



先読み練習だけで69問も対策できてコスパ良い!
Part4が苦手な人も、“設問を先読みするクセ”を身に付けましょう!ちなみに勉強法は精読が効果的です。
Part4の詳しい対策法はこちら↓
※2025/7月現在、全力で執筆中です!(Part3と4まとめて1記事にします)
リーディングセクション(Part5~7)の対策
続いてリーディングセクション(Part5~Part7)の対策をご紹介します!





リスニングより圧倒的に難しい!
Part5|短文穴埋め問題の対策
Part5は全30問で、短文の中の空欄に当てはまる語句を選択肢から選ぶ「短文穴埋め問題」。
対策のポイントは、「頻出の問題パターンを押さえる」ことです!
- 品詞・時制・接続詞などの頻出パターンを押さえる。
- 1問20秒以内で解けるようにする。
- 迷った問題は時間をかけずに捨てる持つ。
Part5で出題される問題パターンは大体決まっているので、対策次第で得点率が大きく左右されるパートです。



初心者が苦手なパート!私も昔はボロクソでした!
Part5が苦手な人は、まずは“頻出パターン”を覚えましょう!解き方のコツは対策記事に詰め込みました。
Part5の詳しい対策法はこちら↓


Part6|長文穴埋め問題の対策
Part6は全16問で、短いパッセージ内の空欄に当てはまる文章を選ぶ「長文穴埋め問題」。
対策のポイントは、「文のつながりを意識する」ことです!
- 文のつながり・前後関係を意識する。
- 接続詞・代名詞・同じ話題の単語に注目する。
- 設問より「流れ」で選ぶことが大切。
文法力というよりは、文章の流れに違和感がないかを判断する力が必要となるパートです。



シンプルな英文の理解力が求められる!
Part6が苦手な人は、“文章を理解する力”から身に付けていきしょう!単語学習と精読がポイントです。
Part6の詳しい対策法はこちら↓
※2025/7月現在、全力で執筆中です!(さっさと書きます)
Part7|読解問題の対策
Part7は全54問で、メールや広告などの長文を読んで設問に答える「読解問題」。
対策のポイントは、「必要な情報を拾う力を身に付ける」ことです!
- 1文ずつ丁寧に読むより、情報を拾いにいく感覚で読む。
- 設問から先に読み、本文を読む順番を工夫する。
- 「言い換え表現」に注意しながら選択肢を確認する。
Part7はTOEICの最難関パートで、初心者が全文を読み切れる文章量ではありません。
先に設問をチェックした上で、必要な箇所だけ読んで情報を集める力が必要になります。



最初は難しいけど、慣れによる部分も大きいよ。
Part7が苦手な人は、“必要な情報を拾う力”を身につけましょう!重要パートなので対策法は丁寧にまとめておきます。
Part7の詳しい対策法はこちら↓
※2025/7月現在、全力で執筆中です!(書きたい記事多すぎ)
自分が本当に苦手なパートの見つけ方
自分が苦手なパートは、TOEICのスコアシートの「アビメ(Abilities Measured)」で見つけましょう!
リスニングとリーディングのそれぞれについて5項目ずつ、「どの分野がどれくらいできているか?」をパーセンテージで教えてくれる指標。
アビメは、TOEICを受験するともらえる公式認定証に記載された項目別正答率を表した指標です。
例として、私がTOEIC初心者だった時のアビメを見てみましょう↓


リスニングの「長めの会話を理解する能力」が68%、リーディングの「文書の中の情報をもとに推測できる能力」が36%など、項目ごとに細かく表示されます。



文書の情報から推測する能力(主にPart7)が壊滅的。笑
このようにアビメを確認すれば、「自分が本当に苦手なパート 」を見つけることが可能に。
結果的に点数が伸びやすいパートに絞って学習できるため、600点を目指す上でとても効率的になります!
TOEIC未受験の人は、参考書かスマホアプリで確認!
「TOEIC受けたことないからアビメが無いよ~!(泣)」という方へ。
自分のアビメを疑似的に確認できる、おすすめの参考書とスマホアプリをご紹介します。



すぐに本番を受けられない人はチェックしてね!
参考書:『TOEIC L&Rテスト 究極の模試600問+』


『究極の模試600問+』は、TOEICのアビメを誰よりも研究したヒロ前田さん著の問題集。
模試3回分が収録されており、自分の解答から本番さながらのアビメを算出することができます!



解説が丁寧で、問題集としても優秀!
「本番を受ける前に自分の苦手を確認したい!」という人にオススメの1冊です。
Amazon:TOEIC L&Rテスト 究極の模試600問+
スマホアプリ:『SANTAアルク』
SANTAアルクは、全世界でユーザー数800万人を突破したAI学習アプリ。




AIがパート別の正答率を一覧で示してくれるので、初心者でも自分の苦手を把握しやすいのがポイント!



簡易的だけど、アビメよりもシンプルで分かりやすい!
無料で試せる精度95%のスコア診断もあるので、気になる人は良かったら試してみてください。
🔗Santaアルク(Android/iOS対応)のダウンロードはコチラから
よくある質問Q&A
- TOEIC600点ってどれくらいすごいの?
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TOEIC600点は受験者の平均点レベル!
転職や就活にも活かせることもある、英語学習者が目指すべき最初の目標です。
✅ TOEIC600点のレベル感や評価が気になる方へ
以下の記事でくわしく解説しています!
あわせて読みたいTOEIC600点のレベルは?就活や転職での価値をわかりやすく解説! 「TOEICで600点ってどれくらいのレベルなの?」 「TOEIC600点が就活や転職活動で評価されるのか知りたい!」 このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか? 英語… - 600点を取るまでに何ヶ月くらいかかるの?
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TOEIC600点は最短で1か月、最長でも6~8ヶ月で取得可能!
現在の実力にもよりますが、毎日の勉強時間と勉強法次第では短期間で到達できます。
✅ TOEIC600点を取る具体的なスケジュールや方法を知りたい方へ
今回解説したパート別対策は、基礎固めが終わった後の第2フェーズ!
あわせて読みたいTOEIC600点は何ヶ月で取れる?勉強時間の目安・最短スケジュール・勉強法を完全ガイド! TOEIC600点は、多くの英語学習者が目指す最初の目標です。 しかし、英語に苦手意識のある方にとっては、「どのくらい勉強すれば到達できるの?」「何を使って勉強すれば…
まとめ|まずは苦手の把握から始めよう!
まずは苦手なパートを見つけて、1つずつ対策を進めていくのがスコアアップへの近道です。
- アビメを見て、自分の苦手を正確に把握する。
- 苦手が分かったら、パートごとの特徴を押さえる。
- パートごとの特徴に合わせた勉強法&対策をとる。
TOEICは各パートに特徴があるため、1つの対策法ですべてのパートをカバーすることは難しいです。



苦手を狙い撃ちでペチャンコに潰そう!
この記事から気になるパートにアクセスして、自分のレベルや課題に合わせた対策を始めましょう。
最後まで読んでくれたあなたなら、必ず目標スコアに届きます。応援しています!