「TOEICの勉強をしているのに、なかなかスコアが上がらない…」
「今の勉強法って本当に合ってるのかな?」
TOEIC学習を続けられている方に、こんな悩みを抱えている人は少なくありません。
この記事では、TOEICを2000時間以上勉強し、独学で875点を取得した私が、
- TOEIC学習で“やってはいけない”勉強法5つ
- TOEIC初心者がするべき“正しい勉強法”
を、初心者向けに詳しく解説していきます。
「どれか当てはまってるかも…」と思ったら、ぜひ改善のヒントにしてください!
TOEICスコアが伸びない人の共通点とは?

TOEIC対策を真面目に続けているのに成果が出ない人は、共通して以下のような傾向があります。
- 勉強量は多いが、やり方が合っていない。
- いろんな教材を試しては、途中でやめてしまう。
- ミスの原因を振り返らず、解きっぱなしで終えている。
上記はどれも、「がんばっているのに伸びない」状態に陥る典型例です。

500点台のときの私はまさにこのタイプ。笑
スコアが停滞する本当の理由
スコアが停滞する本当の理由は、「TOEICの正しい勉強法を知らない」からです。
勉強を始めたばかりのころは、誰しも自己流に走ってしまいがちですが、それでは目標スコアに到達するまでに膨大な時間がかかります。



2000時間も費やした私の二の舞にならないで!
これからご紹介するTOEIC学習者がついやりがちな「やってはいけない勉強法」を避けることで、効率良くスコアアップを目指しましょう!
やってはいけないTOEIC勉強法5選
私が実際に経験して気付いた、“やってはいけないTOEICの勉強法”を5つご紹介します!
① 書いて覚える
やってはいけないTOEICの勉強法1つ目は、「書いて覚える」ことです。


(単語やフレーズをノートに何度も書き写して覚える――)
これは中学校や高校でやっていた人が多い勉強法ですが、TOEICのように膨大な知識が求められる試験ではとても非効率です。



めっちゃ時間がかかるのに、大して覚えられない…
また、書いて勉強する方法は、いつの間にか「覚えること」ではなく「書くこと」が目的になりがち。
よほど自分に合っていると思わない限り、避けた方がいい勉強法の1つです。
改善策:聞く+音読で「使える語彙」として覚える
単語やフレーズは書いて覚えるのではなく、“聞く+音読”で効率的に覚えることができます。
「単語帳を見ながら音声に合わせて例文を音読する」勉強法が、記憶の定着には一番効きました。
暗記は質より量が大切。書くよりも、何度も繰り返し見るほうがよっぽど効果的です!
✅オススメの単語帳と詳しい勉強法はこちらの記事から↓


② たくさんの参考書に手を出す
やってはいけないTOEICの勉強法2つ目は、「たくさんの参考書に手を出す」ことです。


「あの教材も気になる」「こっち方が良さそう」と、いくつも参考書を並行して進めていませんか?
このやり方は、結局どの教材も中途半端に終わってしまい、理解が定着しない原因になります。



色々手を出したくなる気持ちはめっちゃくちゃ分かる…!
私の経験談ですが、参考書を増やせば増やすほど目標点への到達は遠のきます。
改善策:多くても3冊に絞り、何周も繰り返し学習する
参考書は3冊(単語帳1冊、文法書1冊、問題集1冊)に絞り、繰り返し学習する方法がベストです!
最近のTOEIC本は良本ばかりなので、自身のレベルに合っていればどの参考書を使っても問題ありません。
分かりやすい参考書に絞って、まずはやり切りましょう!やり切ることで初めて実力が定着します。
✅初心者におすすめの参考書を知りたい人はこちらの記事から↓
※
既に他の参考書を持っている人はそれでOK!

③ とにかく問題を解きまくる
やってはいけないTOEICの勉強法3つ目は、「とにかく問題を解きまくる」ことです。


「たくさん問題を解けば自然にできるようになる」という考えは、TOEICでは危険です。
とにかく問題を解きまくるだけでは、同じミスを繰り返してしまい一向にスコアアップしません。



「頑張ってるのに伸びない!」っていう人の多くはこれ。
がむしゃらに問題を解いて伸び悩んでいた、TOEIC初心者時代の私に一番教えてやりたい教訓です。
改善策:復習に時間を割いて、問題の理解を深める
解く問題量は減っても良いので、1問1問の解説をよく読み、理解を深めることを意識します!
ポイントは、「正答の選択肢だけでなく、誤答の選択肢がなぜ間違っているかまで理解する」こと。
丁寧に時間をかけて復習することが、最短でスコアアップをする方法です。急がば回れですね。
④ リスニングを“ただ聞き流す”
やってはいけないTOEICの勉強法1つ目は、「リスニングを”ただ聞き流す”」ことです。


英語の音声をただ流しているだけの“ながらリスニング”は、リスニング力アップにはつながりません。
TOEICのスコアアップには、意識的に「聞き取る力」を鍛えることが必要なので気を付けましょう。



やった気になる勉強の代表格!
私も昔、内容が理解できていない音声を聞きまくって勉強した気でいました。残念ながら効果なしでした。
改善策:シャドーイングやオーバーラッピングを取り入れる
リスニング力を鍛えるためには、シャドーイングまたはオーバーラッピングが効果的です。
- シャドーイング:英語を聞きながら、それを真似して発音する勉強法。(英文は見ない)
- オーバーラッピング:教材の英文を見ながら、流れる英語の音声と同時に発声を行う勉強法。
英語は実際に声に出すことで、リズムや発音、イントネーションに耳を慣らすことができます。
リスニングは“何を話しているのか意識して聞く”ことで初めて学習効果が生まれますので、単なる聞き流しは避けましょう!
⑤ 速読を意識する
やってはいけないTOEICの勉強法5つ目は、「 速読を意識する」ことです。


Part 7の長文で時間を意識するあまり、意味をしっかり取らずに“速く読む”ことを目的にしていませんか?
それでは正確に読み取れず、(設問の根拠が見つかず惨敗…)という結果になりかねません。



まずは速さよりも正確さが大切!
速読を意識した勉強は、TOEICで800点以上を目指す上級者になってからでOKです!
改善策:精読からスタートして基礎固め
速読よりも精読をして基礎固めに集中したほうが、スコアアップに直結します。
まずは一文一文を丁寧に読み、主語・動詞を意識しながら構造を理解する練習をしましょう。
また、精読を繰り返していれば、読むスピードは自然に上がっていくのでご安心を!
よくある質問Q&A
- 結局TOEICは何から勉強すればいいの?
-
TOEIC学習のスタートは基礎固めから!
まずは中学英語から基礎をしっかり押さえることで、英語学習の土台ができあがります。
TOEIC600点を突破するには、勉強のステップを意識しましょう。
ふみ(Fumi)TOEICに限らず、基礎固めは何よりも重要!
✅くわしい勉強法はこちら↓
あわせて読みたい【初心者向け】TOEIC600点突破のための勉強法5ステップを完全解説! 「TOEICで600点を取りたいけど、何から始めればいいかわからない…」 TOEICへ挑戦する人の中には、こんな悩みを持つ方が多いと思います。 TOEIC600点は、英語が苦手な人… - 参考書を絞ると、飽きてモチベーションが続かない…
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参考書以外の勉強ツールで気分転換しましょう。
気持ちは死ぬほど分かりますが、参考書を増やすことが初心者にとって最もNGな選択肢です。
ふみ(Fumi)本当に、増やさないで。約束して。
最近では優秀なTOEIC対策のスマホアプリやYouTube動画がたくさんあります。
通勤・通学のスキマ時間に活用するなど、勉強に飽きない工夫をしてみましょう!
✅おすすめの英語学習アプリ↓
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まとめ:スコアを伸ばすには「やらないこと」を決めるのが第一歩
TOEICのスコアアップを目指すなら、「何をやるか」だけでなく「何をやらないか」も大切です。
- 書いて覚える
- たくさんの参考書に手を出す
- とにかく問題を解きまくる
- リスニングを“ただ聞き流す”
- 速読を意識する
今回紹介したNG勉強法に心当たりがあるなら、まずはそれをやめるだけで勉強の効率はぐっと上がります。



NG勉強法を網羅した私が保証するよ。
自分の勉強法を一度見直して、正しい方向で努力を重ねていきましょう。
ここまで読んでくれたあなたなら、結果は必ずついてきます。応援しています!